私は、写真を愛用機“sonyα7Ⅲ”を使って撮っています。
しかも、4年間も!
結構長く使っています…
なので今回は、4年越しに“sonyα7Ⅲ”実機レビューをしていこうと思います。
長年使っているからこそ分かる良いポイントやここはちょっとな…といったリアルな声をレビューに落とし込んでいきます。
ぜひ最後まで読んでみてください!
特にフルサイズ機のカメラを検討中の方には、かなり参考になる内容になっていると思います。
sonyα7Ⅲ簡単概要まとめ
まずは、レビューをする前にsonyα7Ⅲの概要を簡単に表でまとめてみました。
表の内容は、SONYの公式サイトから引用し必要最低限の項目だけピックアップしています。引用元や詳細を知りたい方は、表の最後にURLを貼っておきますので、そちらをご覧ください。
型式 | レンズ交換式デジタルカメラ |
---|---|
使用レンズ | ソニーEマウントレンズ |
撮像素子 | 35mmフルサイズ、ExmorR CMOSセンサー |
カメラ有効画素数 | 約2420万画素 |
総画素数 | 約2530万画素 |
アスペクト比 | 3:2 |
測距点数 | ・693点(位相差)/425点(コントラスト) |
露出補正 | ±5.0EV |
ISO感度(推奨露光指数) | ▶︎静止画撮影時:ISO100-51200 (拡張:下限ISO50、上限ISO204800)、AUTO (ISO100-12800) ▶︎動画撮影時:ISO100-51200相当 (拡張:上限ISO102400)、AUTO(ISO100-12800相当) |
ファインダー視野率 | 100% |
倍率 | 約0.78倍 |
シャッター速度範囲 | ▶︎静止画撮影時:1/8000-30秒、バルブ ▶︎動画撮影時:1/8000-1/4 (AUTO 1/60まで、オートスローシャッター1/30まで) |
フラッシュ同調速度 | 1/250秒 |
連続撮影速度 | 最高約10コマ/秒 |
連続撮影可能枚数 | ・JPEG :約177枚 ・RAW:約89枚 ・RAW+JPEG:約79枚 |
静止画撮影可能枚数/時間 | ・ファインダー使用時:約610枚 ・液晶モニター使用時:約710枚 |
質量(g) | 約650g(バッテリーとメモリーカードを含む) 約565g(本体のみ) |
外形寸法 | 約126.9(幅) x 95.6(高さ) x 73.7(奥行き)mm、 約126.9(幅) x 95.6(高さ) x 62.7(奥行き)mm(グリップからモニターまで) |
実際に使ってみて…
ここからは、実際に4年間使ってきて「ここは良い!」と思うポイントと、「ここはちょっと…」と思うポイントをまとめていきたいと思います。
◎ここは良い!
コスパ最強
sonyα7Ⅲのボディの価格は、現在20万円前後となっています。
20万円と聞くと高い!と感じるものですが、ミラーレス一眼であり尚且つフルサイズ機であると考えるとコスパが良いといえるでしょう。
また、写真だけでなく動画も4K撮影が可能、瞳AF搭載、デュアルスロットなど機能面でも非常に優秀なカメラとなっています。
そのため、この機能で20万円前後で買えるsonyα7Ⅲはコスパ最強!といっても過言ではありません。
コンパクト
α7Ⅲボディの大きさは、幅 約126.9x 高さ 約95.6x 奥行き 約73.7mmとなっています。
この数字だけ見てもイメージしにくいと思いますが、片手で収まるくらいと思ってもらうとコンパクトさがイメージできるでしょう…
ボディがこれだけコンパクトだと、ぽっと散歩がてら写真を撮りに行く時も、遠出の旅行なども持ち運びが非常に便利です!
また、重さも約650gと他のフルサイズ機に比べ比較的軽めなので、持ち運び時や撮影時の負担を減ります。
このように、コンパクトな点はα7Ⅲの強みの一つと言えるでしょう。
カスタム性に優れている
α7Ⅲには、ボタンに自分の好きな機能を割り当てることができるカスタム性があります!
ISO感度、ホワイトバランス、露出補正、フォーカスモード、測光モード、ドライブモード、ロックオンAF、瞳AFなどありとあらゆる機能を自分の好きな位置のボタンに割り当てることができるのです。
これによって、よりスムーズに撮影することができるようになります!
カスタム性!このポイントもα7Ⅲの魅力的な部分だと思います。
▲ここはちょっと…
レンズの重さにかなり影響を受ける
α7Ⅲは非常にコンパクトでとても良いのですが、重たいレンズを装着すると重心が前にずれて撮影し辛く感じることがあります。
特に望遠レンズを装着した時は、長さと重さがあるので前への重みをかなり感じるようになり撮りづらいなと感じることが多々ありました。
また、手持ち撮影の時だけでなく、三脚使用時やスタビライザー使用時にも、この前への重心移動の影響をかなり感じます。
α7Ⅲのメリットであるコンパクトさが故の代償かと…
モニター画面の動きが特殊
カメラのモニターの開き方は、横開きが主流です。
ただ、sonyα7Ⅲは少し特殊な動き方をします。(※下に写真を載せておきます。)
この動き方は、ローアングルからの撮影時は非常に便利なのですが、ハイアングルからの撮影はとっても不便に感じました。
また、横開きだとモニターが回転してモニターを裏返すことができ、モニターの保護やファインダーに専念した撮影が可能なのですが、それが出来ないのが少し残念に思います。
個人的には、改善してほしい最大のポイントです!
バッテリーが高い
sonyα7Ⅲのバッテリーは、8000円前後と少しお高めです。
バッテリー消耗による交換時やバッテリーの予備が欲しいと思った時など、安易に購入するのが難しい価格となっています。
もう少し安くなってくれないかなというのが、私個人の想いです…
こんな人に向いている?向いていない?
購入を検討している人のために、α7Ⅲは「こんな人に向いている」「こんな人には向いていない」という点でまとめていきたいと思います。
判断材料にぜひ参考にしてみてください!
◎向いている人
コストと性能をどっちも求める人
なるべくお金はかけたくないが、ある程度性能が良いカメラが欲しいという人にはもってこいのミラーレス一眼カメラです。
フルサイズ機で、写真だけでなく動画も綺麗に撮れる!さらには瞳AFなどの便利な機能も多くついている!なのに20万円前後で購入可能!
これはもう、コストと性能のどちらも求める欲張りさんにピッタリ!
コンパクトなフルサイズ機を求めている人
フルサイズ機はボディが大きいものが多く、長時間撮影や女性の方には少し大変に感じることがあります。
その点、α7Ⅲは非常にコンパクトです。
長時間の撮影の負担を減らしたり、女性でも撮影しやすいサイズ感となっています。
また、持ち運びにも便利です。
フルサイズ機にコンパクトさを求めるのであれば、α7Ⅲで決まり!
はじめてカメラの購入を考えている人
はじめてカメラを買う人の多くは、初心者向けのエントリーモデルを買いがちです。
ただ、カメラを買う人の多くはカメラにハマり、いずれフルサイズ機に移行する人が多いように思います。
それなら、はじめからフルサイズ機を買った方がコスト的にも良いです。
ただ、フルサイズ機はとても高いので購入ハードルが高いでですが、α7Ⅲはフルサイズ機の中ではお手頃な価格となっています。
また、残価設定クレジットという支払い方法もあるので購入ハードルが低くなっています。
まさに、はじめてカメラを購入する人向けのカメラといっても過言ではありません!
▲向いていない人
ポスターなどの写真を撮る仕事をしている人
ポスターに使用する写真は引き伸ばして使います。
そのため、α7Ⅲの約2530万画素ではちょっと厳しいです。
プライベートのポスターなら大丈夫ですが、仕事となると多分使えません。
ポスターのように画像を引き伸ばして写真を使う仕事をやっている人はα7Ⅲは向かないので、もっと高画素数のカメラを買うようにしましょう!
一眼レフの見た目にこだわる人
ゴツいボディの一眼レフカメラが好きな人が一定数います。
そんな人たちには、α7Ⅲはコンパクトすぎて物足りなさを感じるかもしれません…
ゴツい見た目の一眼レフカメラにこだりたいなら、ミラーレス一眼ではなくキャノンやニコンから出ている一眼レフカメラの購入をオススメします!
動画をメインに撮っている人
写真より動画をよく撮る!という方には、ちょっと向かないかもしれません…
というのも、確かにα7Ⅲは4Kで撮影できるのですが、今は動画の性能が向上したカメラが数多く発売されています。
写真の質は多少落としても動画が綺麗に撮れればとなれば、α7Ⅲよりも安く買えるカメラもあります。
そうなれば、α7Ⅲを買うメリットがないので違うカメラの購入をオススメします。
まとめ
ここまで、sonyα7Ⅲのレビューを行なってきました。
sonyα7Ⅲは、
- コスパ
- コンパクトさ
- カスタム性
…に優れていて
- レンズの重さに影響される
- モニター画面の動きが特殊
- バッテリーが高い
…という点がちょっと残念
そして、
- コストと性能のどちらも求める
- コンパクトなボディを求める
- カメラを初めて買う
…そんな人たちに向いています。
また、
- ポスターなどの写真を撮る仕事をしている人
- ゴツい見た目にこだわる人
- 動画をメインにとる人
…そんな人たちは、他のカメラの購入をオススメします。
最後に、私個人の感想として
α7Ⅲは、とにかくコスパ最強のミラーレス一眼カメラです!
買ったことに全く後悔なく、4年間ずっと満足して使用し続けています。
カメラ購入を考えている人には、自信を持ってオススメします!
ただ、いくらコスパが最強だからと言って20万円をポンと出すことは難しいです。
そう感じる人たちのために、 SONYでは残価設定クレジットという支払い方法があります。
残価設定クレジットは、24回分まで支払い25回目以降は支払って自分のものにするか?支払いをやめて返却するか?を選ぶことができるシステムです。
そのため、月々の支払いが抑えられ手軽に購入することができます。
私もこの残価設定クレジットを使いました。
一括での支払いが厳しいと感じている人は、この残価設定クレジットを活用してみてください。
※ソニーストア残価設定クレジットの詳細→https://www.sony.jp/store/service/zanka/camera/
これからも、 sonyα7Ⅲを使ってたくさん写真を撮っていきたいと思っています。
また、こちらのブログでは随時カメラ関連のアイテムのレビューを行なっていきますので今後ともチェックしてみてください!
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