観光業で働いているからこそ分かるコロナ下での観光業の今

世界的に猛威を振るうコロナウイルスの影響は、ほとんど全ての業界に大きなダメージを与え、倒産に追い込まれている企業も少なくありません。

中でも観光業というのは、大きくダメージを受けている業界のひとつです。

観光業で働いている身として、コロナ以前の変化と今の現状、観光する際の注意点、これからの観光業の個人的予想について話を進めていこうと思います。

目次

観光業で働いているからこそ分かるコロナ下での観光業の今

◇観光業のコロナ以前と比べての変化

◆施設の変化

●アルコールの設置が当たり前に

施設や店舗の出入り口の各所にアルコールが設置されるようになりました。

人が出入りする場所全てです。

また、大きな室内施設では部屋ごとにアルコールの設置を行っています。

さらに施設全体の入り口では検温が行われて、施設内に体調不良の方を入れないように対策が行われるようになっています。

※あくまで私が働いている施設レベルの対策となっています。ここまで徹底できていない場所や反対にそれ以上に対策している施設もあるほどです。

●マスクの着用が当たり前に

→コロナ以前の接客は、マスクをしてはいけないという考え方がありましたが、コロナ以降はマスクをしていないといけないように変化しました。

施設の従業員は、みんなマスクして接客するようになっています。

また、お客さんと距離が近い場合はフェイスシールドの装着で接客しています。

マスクは感染予防のために行わなくてはいけないことですが、互いに声が聞きにくいという問題点が出ているのも現状にはあります。

●アルコール消毒の時間が設けられるように

→営業時間中に定期的にアルコール消毒の時間が設けられるようになりました。

人が触れるところを中心にほとんど全ての場所をアルコールで消毒しています。

特にお金を扱う場所は、念入りに消毒されています。

そのため、営業だけのことだけでなく除菌のことも頭に入れて働かなくてはいけなくなっています。

●ビニールバリケードと足跡マーク

→レジなどがある場所では、ビニールのバリケードやソーシャルディスタンスのため並ぶ時の目安である足跡マークが設置されるようになりました。

お会計時は、特に人と人の接触が多いのでなるべく取れる対策は全て取っています。

ビニールのバリケードは、マスクで聞きづらい声がさらに聞こえづらくなるという問題やビニールで見えにくいという問題が出ています。

また、ソーシャルディスタンスのための足跡マークでは、人が多くなればなるほど列が長くなるという点や足跡マークの効果を出さない時が出ているのが現状です。

●ベンチや椅子はスペースを

→外などにあるベンチには、真ん中のスペースに小物を置いたりテープでバッテンを作ったりして感覚をあけて座るようになっています。

※ベンチ自体が使えなくなっているところもあるほどです。

飲食店などは、席数を減らしたりスペースをあけた席の配置にして対策をしています。

飲食店に関しては、席数が減っているのでいっぺんに食べれる人の人数に制限がかかってるのが問題となっています。

●スタッフ(従業員)の人数が少ない

→お客さんが少ないということは、売り上げも少なくなりスタッフ(従業員)の人数を減らさざるを得ません。

その結果、できるイベントが少なくなり規模も縮小する結果になっています。

これにより、以前より物足りなさを感じて満足度が落ちているという現状もあります。

観光業の今の大きな問題点といってもいいポイントかもしれません。

◆お客さんの変化

●来場者の減少

→緊急事態宣言が解除され、外出できるようになったからといってコロナ以前のようにお客さんが戻って来ていないのが現状です。

コロナ感染を警戒して観光を控えている方やコロナの影響で観光どころではない方が多くいて来場者数は激減しています。

観光業で働く側としてはとても複雑な想いで、いっぱい人が来ることで感染のリスクが上がってしまう点とお客さんが来なさすぎて売り上げがなく潰れてしまうとうい心配な点で毎日葛藤して働いています。

●マスクの着用

→観光に来ている人の9割は、マスクをつけて来ています。

施設によっては、マスクをしていないと入れないところもあるほどです。

観光に限らず、マスクをつけて外出する事が当たり前の世の中になって来ています。

●アルコール消毒の意識

→出入口に設置されたアルコール消毒を当たり前にお客さんがやるようになりました。

コロナ以前は、アルコール設置されていてもほとんどがスルーされていましたが、今では当たり前のように全ての人がアルコール消毒をやるようになっています。

意識が高い人に至っては、マイアルコールを持参して来ている人も多くいます。

個人的には、設置されたアルコールも複数の人が使っているのでアルコール持参を強くオススメします。

●密を避ける動き

→お客さんの多くは、人が多くいる場所をつまり密を避けるようになりました。

人が多くいる店舗があると、「後にしよう」という声が度々聞かれます。

また「ソーシャルディスタンス」という声もよく聞きます。

かなりのソーシャルディスタンスの意識が強くなっていることを感じます。

しかし、人気の場所や限定があるとソーシャルディスタンスはどこにいったのやらという状況をよく目にします

●コロナを気にしながら遊んでいる

→外に出ること自体が悲観的な意見があるせいなのか、コロナ以前のように観光を目一杯楽しんでいる人が少なく、どこか罪悪感を感じながら遊んでいる人をよく見かけるようになりました。

特に繁忙期は、ワクワク感が働いている側にも伝わるほど楽しみに来ている人が多くいましたが、今はそれがほとんど見る事ができません。

観光を心から楽しめる日は、いつ来るのでしょうか…

◇観光業の緊急事態宣言から現在までの流れ

▼2020年4月7日 緊急事態宣言発令

→緊急事態宣言発令により全体的な休業体制に(観光スポット閉鎖)

▼2020年5月25日 緊急事態宣言解除

→緊急事態宣言解除により徐々に観光スポット再会がスタート

テーマパーク関連は、一ヶ月ほど遅れて徐々に再開。

検温・アルコールの徹底的な感染防止措置を行いながら営業を再開するも、ソーシャルディスタンスの影響で色々なことに制限が加えられ、売上減少によりスタッフ数も削減。その結果イベント数も減るという現象がおこる。

また、コロナ感染の警戒によってお客さんは以前のように戻らない。

▼2020年5月25日 特別定額給付金配布

→特別定額給付金により一人10万円の支給が開始される。

7月ごろからその効果が見られ、お客さんが少しだけ増える。

若干、財布の紐が緩みお土産などをすんなりと買っていく人が増えたように感じる。

しかしそれも長くは続かず、すぐに財布の紐が硬くなった。

コロナ感染防止の意識は、非常に高く従業員、お客さんどちらもアルコールの消毒、ソーシャルディスタンス、マスクの着用を徹底していた

▼2020年7月22日 Gotoトラベルキャンペーンスタート

Gotoトラベルキャンペーン

→国内旅行を対象とし、宿泊・日帰り旅行代金の50%相当額を支援したもの。そのうち7割は代金の割引、3割は旅行先で使えるクーポンを支給。一人一泊あたり2万円が上限で日帰りの場合は、1万円が上限。

2020年7月23日から7月26日まで4連休と重なり、Gotoトラベルキャンペーンの効果が発揮でお客さんが増える。

入場制限などの対策が行われるが、人気の箇所には密が生まれていた。

アルコール消毒やマスクの着用は徹底されていたが、ソーシャルディスタンスの意識が若干薄れているように感じる。特に限定や人気などにはソーシャルディスタンスがとられなくなる傾向にある。

▼現在(2020年8月)

→短縮された夏休みに突入する。

以前の夏休みのようにはお客さん戻らず、来場者が半減。

スタッフ数も削減した営業。

スタッフが少ないことやソーシャルディスタンスの影響でイベント数が激減。

お客さんの満足度は、コロナ以前よりも低くなっているように思われる。

※徐々にコロナ感染防止に対する意識が低くなり始める。マスクをしていない人がチラホラ見られ、密も徐々になり始めている。また、従業員のアルコール消毒の回数が減ってきているのも現状

【緊急事態宣言から現在までの流れから言えること】

  • 観光業の繁忙期である夏休みでさえも来場者が激減している現状で売上も大幅に減少しているのが現状
  • 売上がない分、従業員を減らして人件費をカットする。その結果イベント数などの規模の縮小でお客さんの満足度が以前より減っている。
  • 飲食店などはソーシャルディスタンスの影響で席数が減り売上が減少する。

→つまり、観光業は負のスパイラルに入っているといってもいいかもしれません。この状態が続くと、存続が危ぶまれる企業やスポットも少なくないと考えられます。

  • 緊急事態宣言解除後のコロナ感染防止の意識に比べて、現在の意識が徐々に低くなっている。

→今のままでは、コロナ感染者はますます増えることが目に見えています。もう一度意識を高めて観光してほしいと感じています。

◇観光する上での注意点

◆マスクは必ず着用する

→コロナ感染防止意識が薄れているのが現状です。

マスクを着用せずに出歩いている人がチラホラ見られるようになっています。

マスク着用していても感染している例はありますが、マスクを着用することによって感染のリスクは減らすことができます。

また、マスクを着用することでコロナ感染防止に対する意識を常にもつ事ができます。

意識こそが最大の感染防止につながると思っているのでマスクは必ず着用するようにしましょう。

マスクを着用していないことが、トラブルに繋がっているケースもあるので、トラブルに合わないためにもマスクは着用しましょう。

◆アルコールを持参する

→各場所にアルコールは設置されています。

しかし、そのアルコールも多くの人が触れるものです。

なので個人的には、各自でアルコールを持参することをお勧めします。

アルコールを持参していると、気になった時に自分のタイミングで消毒できます。

特に、感染防止の意識が低くなっている今、個人レベルで意識を高めていく必要性があると考えています。

個人レベルで意識を高める一歩としてアルコール持参はしたほうがいいと思います。

◆何か触ったら意識的にアルコール消毒

→前の項目のアルコール持参に近いことですが、観光地にあるモニュメントや建物など触った場合は意識的にアルコール消毒を行うほうがいいです。

従業員による消毒タイムはあるものの時間をあけて行っているので、消毒できていない時間があります。

かなり多くの人が触っていて、特に意識が低くなっている状況の今だからこそ何か触ったら個人で意識的にアルコール消毒を行いましょう。

◆人気なものより密を避ける

→観光地に行くと必ず人気があるスポットが存在します。

こういう場所は、全体の来場者が少なくても人が集まり密を作り出すものです。

密を避ける事が感染のリスクを最大限に避ける方法です。

人気のスポットがあったとしても、人が集まっていると思ったら我慢するか時間をずらすようにしましょう。

感染すると本当に大変ですので、今は我慢することをお勧めします。

◆持っているカメラやスマホで写真を撮ってもらうことを極力控える

→観光地にいった際は、従業員に写真を撮ってもらう事があると思います。

しかし、これが結構危険だと考えています。

なぜなら、カメラやスマホを毎回除菌している人は少ないからです。

特にスマホに関しては、常に持ち歩くものですので感染のリスクがかなり高くなってしまいます。

自分の身、そして働く従業員の身を守るためにもカメラやスマホで写真を撮ってもらうことを極力控えましょう。

◆従業員との距離にも気を付ける

→観光地に遊びにいった時は、誰しもがテンションが上がるものです。

どうしてもテンションが上がると従業員との距離が近くなることがあると思います。

従業員も人ですので、ソーシャルディスタンスを意識して接するようにしましょう。

◆帰ったら手洗い・うがい・そしてスマホの除菌

→観光地から帰ってからも結構重要です。

まずは、手洗い・うがいをすること!

それと同時に、外でも家の中でも使うスマホの除菌を行いましょう。

手を洗ってもスマホにもコロナが潜んでいる可能性もあります。

家の中に持ち込まないためにも、スマホのアルコール除菌をやることを強く勧めます。

◇観光業のこれからを個人的に予想

◆潰れる観光スポットが出てくる

→ホテルや企業は、既に倒産しているところも出てきています。

観光業は、お客さんが来ることで成り立っています。

コロナの感染リスクを考えて観光を自粛している人や観光どころでない人などによって来場者が激減しています。

つまり、売上も激減しているわけです。

さらに、売上が激減しているので従業員を雇う事ができず、従業員数も減らして営業しなければいけない現状です。

そうすると、できるイベントが減ってお客さんの満足度の低下につながります。

その結果、もっと来場者の数が減少する事態になってきます。

そうなると、売上が下がりさらに従業員を減らしたり雇いきれなくなったりします。

その負のスパイラルが続き、最終的に倒産するという流れになります。

コロナのワクチンができるまで耐えれるほどの膨大な資金がない限り、潰れることになる事が予想されます。

◆ソーシャルディスタンスに対応した形態へと変化する

→観光スポットで一番コロナの感染リスクが高いのが、密になるという点です。

その密になるイベントやアトラクションなどに代わりソーシャルディスタンスに対応したイベントやアトラクションに変化していく事が予想されます。

明確にこうなるとは言えないですが、観光スポットが残り続けていくために社会的な変化に対応して形を変えていくと考えられます。

つまり、観光業の中身が大きく変化するのではという事です。

まとめ

観光業はコロナの影響を非常に大きく受けて、かなり危機的状況にあるのは明白です。

観光業は、この非常に危機的な状況を打破するために辛抱と大きな変化が求められています。

今まで通りは、もう通用しません…

観光業は、みんなで協力して進化していく時なのかもしれません。

観光する皆さんは、コロナ感染防止の意識をもう一度高く持って観光を楽しんでください!

そして、観光業を助けてください!

みんなが手を取り合って助け合っていかなければ、このコロナに打ち勝つ事ができません。

頑張っていきましょう!

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