外にいれば、必ずカメラを首にぶら下げている人に出会う…今や、一家に一台カメラを持っているのではないかと思うほど多くの人がカメラを持っている時代となっています。
そんな老若男女問わず浸透しているカメラの中で、ミラーレス一眼カメラが劇的に進化し続けています。
ミラーレス一眼カメラは、今や女性のカメラ人気にも火をつけ、さらにプロのカメラマンが一眼レフカメラからミラーレス一眼カメラに切り替える流れも見られるほどです。
私も一眼レフカメラからミラーレス一眼カメラへと乗り換えた身として、自分愛用のSONY α7IIIを語りつつ、ミラーレス一眼カメラの凄さに注目していきたいと思います。
今回の流れとしては、簡単に一眼レフカメラとミラーレス一眼カメラの構造の違いに触れ、一眼レフカメラからミラーレス一眼カメラに変更した理由、中でもオススメのカメラSONY α7IIIの紹介、これからの用途という流れで進めていきます。
目次
1、一眼レフカメラとミラーレス一眼カメラの主な違い
一眼レフカメラは、景色が光としてレンズを通り本体の中にあるレフ(ミラー・鏡)に反射し、ファインダーで見ることが出来るという構造です。
一方ミラーレスカメラは、レフで反射するのでなく本体内で映像に変換しファインダーや背面モニターで見るという構造となっています。
つまりミラーレスはレフが無い分、軽量なのです。
また、一眼レフカメラはレフで反射させ見ているため、肉眼で見た景色とファインダーで見た景色がほぼ同じです。
なので、露出を変えてもファインダー越しでは変化は見られません。
ミラーレス一眼カメラは、カメラ内で映像に変換しているため肉眼より少しファインダーや背面モニターで見たときのデジタル感が生まれます。
そのため、一眼レフカメラからミラーレスカメラに変えた時、少し見にくく感じる方も少なくないでしょう。
しかしながら、ミラーレスは露出調整時に調整後の映像を見ることができるので完成イメージがつきやすいというのがもう一つ特徴となっています。
個人的な感想になりますが、上でも述べたとおり一眼レフカメラからミラーレスに変更した直後は、デジタル感に違和感を覚え慣れるのに少し時間がかかりました。
しかし、カメラ初心者には軽さと露出調整がファインダーやモニターに反映され仕上がりがイメージしやすい点において断然オススメです。
2、一眼レフからミラーレス一眼へ変更した経緯と変更後の感想

以前はカメラを趣味としてのみ使っていましたが、現在は仕事でもカメラを使うようになりました。
プライベートではミラーレスに変えるまでCanonのkissX7iを使い、会社ではNikonのD810を使用していました。
仕事でカメラを使うようになった為、よりカメラの知識と技術が求められるようになったので、仕事と趣味の両方で使用できるフルサイズ機の購入を考えるようになりました。
はじめは、私がCanonユーザーであったこともありレンズも数本持っていたのでCanonの5D MarkⅣか会社がNikonで揃えていためD850で悩んでいました。
Canon 5D MarkⅣとNikon D850のどちらも多くのプロカメラマンが愛用している素晴らしいカメラでしたが、転職してすぐの私には高額すぎて手が出ません…また、プライベートで持ち歩くには、少し重量があるという点でかなり悩んでいました。
そんなある時、カメラ関係の会社が集まるイベントに参加する機会がありました。
そのイベントは、CanonやNikonなどカメラ業界では名だたる有名な企業が集まっていました。
そこで出会ったのが、SONYです!!
SONYのミラーレス一眼カメラの良い評判はチラチラ耳に入っていたので、少し話だけ聞こうと思い、SONYのブースに寄りました…これが後のミラーレス一眼カメラSONY α7IIIにハマるきっかけとなったのです。
SONYのブースでは、今まで触ったことのないSONYのカメラはどんなものかと、試し撮りでSONY α7IIIを触ってみることにしました。
触った時の印象は、とにかく軽い!持ち運ぶ時のストレスがかなり緩和されると感じました。
実際に撮ってみると、オートフォーカスのピントの合う速さなおかつ瞳にピントがすぐに合うことに驚かされました。
その後SONYの方と話しをし、SONY α7IIIはフルサイズ機である事や優れた機能を色々聞きました。
その結果的にミラーレス一眼としてSONYのカメラに少し興味を持つきっかけとなりました。
ミラーレス一眼そしてSONYのカメラは、自分の中では全くのノーマークだったので新しく購入するカメラの候補として追加されました。
しかしながら、プロカメラマンは一眼レフカメラであるという強い偏見を持っていた為、なかなかミラーレス一眼カメラの購入に踏み出す事が出来なかったのですが、頭の片隅からSonyのSONY α7IIIの良さが離れず、自分で色々調べてみることにしました。
その結果SONYのα7IIIは、かなり世間の評価が良く、終いには多くのプロカメラマンが他機種から乗り換えている情報を知りました。
それにより自分の中のプロ=一眼レフという偏見がなくなり購入にいたりました…
購入後、一眼レフからミラーレス一眼に変更した後に思ったことは、とにかく本体重量が軽くなったことによって持ち運ぶ時のバックの大きさが小さくなりました。その為、持ち運び時のストレスがかなり軽減されました。
また、ピントの合うスピードと正確性が上がったように感じ、狙ったショットの逃す回数とピンボケが減りました。
変更してすぐは、ファインダー越しの景色がデジタル感である点とマニュアルでピントを合わせる時にズームになってしまう点は少し違和感があり、慣れるのにちょっと時間がかかりました。
今では、完全に慣れてミラーレス一眼は素晴らしいと思っています。
ここまで、ミラーレス一眼に魅力を感じたのは、SONY α7IIIのおかげです。
この後、SONY α7IIIの良さついて説明していくことにします。
3、コスパ最強SONY α7III
①SONY α7IIIとは

SONY α7IIIについて軽く表でまとめてみた
《SONY α7III簡単概要》
項目 | 内容 |
型式 | レンズ交換式デジタルカメラ |
使用レンズ | ソニーEマウントレンズ |
撮像素子 | ExmorR CMOSセンサー |
画素数 | 有効画素数 約2420万画素 総画素数 約2530万画素 |
アスペクト比 | 3:2 |
カラーフィルター | RGB原色フィルター |
測光方式 | 1200分割ライブビュー分析測光 |
測光素子 | ExmorR CMOS センサー |
静止画像時ISO感度 | ISO100-51200(拡張ISO50-204800) AUTO ISO100-12800 |
動画撮影時ISO感度 | ISO100-51200(ISO100-102400) AUTO ISO100-12800 |
ファインダー形式 | 0.5型電子式ビューファインダー |
ファインダー視野率 | 100% |
液晶モニター形式 | 3.0型TFT駆動 |
シャッター形式 | 電子制御式縦走りフォーカルプレーンシャッター |
シャッター速度 | 静止画像時 1/8000-30秒、バルブ 動画時 1/8000-1/4 (AUTO1/60まで、オートスローシャッター1/30まで) |
フラッシュ同調速度 | 1/250秒 |
使用電池 | リチャーブルバッテリーパック NP-FZ100 |
重さ | 約650g(本体のみ 約565g) |
寸法 | 幅 約126.9mm 高さ 約95.6mm 奥行き 約73.7mm |
②小さくて軽いフルサイズ機
SONY α7IIIの小ささと軽さを元々検討していたCanonの5D MarkⅣとCanonのフルサイズ機数台、NikonのD850とNikonのフルサイズ機数台を表で比べてみることにしましょう。
《本体サイズと質量比較》
機種名 | 本体サイズ | 本体質量 |
SONY α7III | 幅 約126.9mm 高 約95.6mm 奥 約73.7mm | 約650g |
Canon EOS 5D MarkⅣ | 幅 約150.7mm 高 約116.4mm 奥 約75.9mm | 約890g |
Canon EOS 1D MarkⅡ | 幅 約158.0mm 高 約167.6mm 奥 約82.6mm | 約1530g |
Nikon D850 | 幅 約146.0mm 高 約124.0mm 奥 約78.5mm | 約1005g |
Nikon D5 | 幅 約160.0mm 高 約158.5mm 奥 約92.0mm | 約1415g |
Nikon D750 | 幅 約140.5mm 高 約113.0mm 奥 約78.0mm | 約840g |
表で分かる通り、本体サイズ幅約20〜30mm、高さ約20〜70mm、重さ約200〜900gの差がある事が分かります。
本体サイズが小さければ、持ち運び時に荷物が少なく済みます。また、重さが軽ければ撮影時の負担が小さくなります。
仕事、趣味どちらにも優良な点であると言えるでしょう。
よって、フルサイズ機の中でSONY α7IIIの小ささと軽さはとても優れていると言えます。
③優秀な手ブレ補正
光学式5軸ボディ内手ブレ補正SONY α7IIIは、光学式5軸ボディ内手ブレ補正を搭載しています。(5軸とは、縦方向(ピッチ)と横方向(ヨー)の角度ブレ、上下方向と左右方向(シフト)のブレ、回転ブレのことです。)
この5軸のブレを補正できることにより、大半の撮影を手持ち撮影で行うことを可能にしています。また、初心者のように構えがしっかりとしていない場合に起こりやすい手ブレの恐れもなくなります。(動画撮影時でも手ぶれ補正が働く)
このように手ブレ補正がしっかりしている点が初心者からプロまで愛される所以の一つと言えるでしょう。
私の場合は、この機能により手ブレの失敗が少なくなったことで撮影のみに集中でき、攻めた撮影が出来るようになりました。
④進化したAF機能
SONY α7IIIには、現在SONYの最上位機種 α9に搭載している新AFアルゴリズムをα7IIIに最適化し搭載されています。
またSONY α7IIIは、α7シリーズではじめて独自センサーが被写体の動く空間や動き時間を計測してピントを合わせる4Dフォーカスを搭載している。そのため、野生動物などの素早い動きを捉えることができるようになっています。
AF精度が大きく向上!広範囲、高密度のAFセンサーが高精度を実現しています。
高速、追随に優れた位相差AFと高精度なコントラストAFを併用するファストハイブリッドAFシステムを採用しています。
このようにSONY α7IIIは、AF機能がかなり進化しています。
そんな進化しているAF機能の中でも一番魅力的なものがAIを活用し、瞳を自動検出してオートフォーカスする“リアルタイム瞳AF”です。
SONY α7IIIのリアルタイム瞳AF機能は、うつむいた顔や逆光で顔が暗くなっている時など瞳にピントを合わせにくいシーンでも自動検出し、ピントを合わせ続けるところまで進化しているのです。さらに、一部の動物の瞳までも対応できるようになりました。
私の場合、この機能のおかげでポートレートでの失敗である目にピントが合わないという事がなくなり、以前よりポートレートが好きになりました。さらに、一部の動物までも対応しているのでポートレートだけでなく動物撮影にも積極的になりました。
瞳AFは、撮影の不安要素を取り除いてくれる機能なので、精度の高いAF機能を持つSONY α7IIIはとても素晴らしいカメラであると感じました。
(※最近、Nikonでもアップデートで瞳AF可能に)
⑤バックアップを可能にデュアルスロット

SONY α7IIIは、高速記録が可能なUHS-Ⅱ対応でSDカードスロットとSD/MSカードスロットの2つのメディアスロットを搭載したデュアルスロットです。(※エントリーモデルは、メディアスロットはシングル)
同時記録、リレー記録、RAWとJPEGの振り分け記録、静止画と動画の振り分け記録が可能になっています。
仕事で撮影する場合は、バックアップが必要不可欠である。その為、同時記録のできるデュアルスロットを搭載している事はかなりの評価ポイントと言えます。
また、写真と動画をどちらも扱う人にとっては、スロットで振り分け記録ができる点は後の処理でかなり楽になる為、大変便利な機能だと言えるでしょう。
⑥写真だけじゃない!動画も素晴らしい
カメラは写真だけだと思われがちであるが、SONY α7IIIは動画も凄いです。
フルサイズ領域で全画素読み出し、4K映像に必要な画素の約2.4倍の情報量を入れ4K映像を出力することができ、さらにモアレやジャギーといった映像の乱れが少ない4K画質で撮影ができます。
また、画像処理向上により中高感度でおこりうる画像の粗さを軽減して綺麗な画質での撮影を可能にしています。
YouTubeなどでSONY α7IIIで撮影された動画が多く挙げられているので、是非その動画を見て α7IIIが動画でも優れていることを実感してほしいです。
特に夜景は絶賛です!
⑦自分好みの操作ボタンへ


SONY α7IIIには、自分好みに操作ボタンを割り振ることができるカスタムボタンがあり、撮影者ごとで違うよく使う機能を好きなように割り振りし、自分の使いやすい自分だけのカメラへと変えることができます。
この自分好みに設定できるカスタムボタン搭載のカメラは、SONYのカメラの強みと言えるでしょう。
私の現時点でのカスタムボタンをお見せしましょう。



もっと使いやすいボタンの割り振りがあると思いますのでこれから探りさぐり撮影を行い、自分のベストなボタン割り振りを見つけていきたいと思います。
このsonyのカスタムボタンは、なかなか面白く素晴らしい機能なので後々の記事で詳しく触れていけたらと考えています。
⑧コスト面が本当にすごい!
フルサイズカメラとなるとやはり値段の問題が出てくる。
はじめに狙っていたCanon EOS 5D MarkⅣとNikon D850の価格と比べて、いかにSONY α7IIIがコスト面で優れているかを伝えたいと思います。
・Canon EOS 5D MarkⅣ
Canonオンラインストアで295000円+税、価格.comで約25000〜300000円の間
・Nikon D850
価格.comで約280000〜340000円
・SONY α7III
ソニーストアで229880円+税、価格.comでは約190000〜250000円
(※価格は、投稿時のものとなっていますので変動します。)
他と比べても相当安いことが明白です!
最近、SONY α7IIIは価格が下がり、本当に安いとこでは、なんと20万円をきります‼︎
上記でつらつらと述べた通り、SONY α7IIIには優れた機能が沢山あるのにも関わらず20万円をきるこのコストパフォーマンス‼︎
本当に最強と言えるでしょう。
しかし、いかに安くても20万円をすぐに出すとなるとなかなか厳しい…
その問題を解決してくれるのが、ソニーストアの残価クレジットである。
残価クレジットは、残価を除いた金額を分割で払い、分割期間が終了すれば返却か買取かで選べるシステムとなっています。そのためすぐに欲しいがお金がない場合にかなり使えます。(ちなみに私も使用しました。)
ソニー ミラーレス一眼 α7 III ズームレンズキット FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS ILCE-7M3K
4、まとめ
これから、ますますミラーレス一眼カメラの進化が進んでいくことでしょう。
そのため、各社作り出す新しいミラーレス一眼カメラの動向は、今後とも注目していこうと思います。
本当に素晴らしいSONY α7IIIを相棒として愛用していきます。
今後のブログの写真は、相棒 α7IIIで撮っていくので写真も楽しみながら閲覧して欲しいと思っています。旅の記事も載せていこうと思っているので、その時の写真は特に見て頂きたいです。
今回の投稿で皆さんに一番伝えたい事はただ一つ…
それは…とにかくSONY α7IIIがとても優秀であるという事です。
是非ともSONY α7IIIを買って使ってみて欲しいです。
最後まで見てくれてありがとうございました。
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