カメラやレンズの保管をカメラバックで行っていませんか?
そのままにしていると、湿気によってカメラやレンズにカビが生えてしまい使えなくなってしまう可能性があります…
特に、カメラ初心者はカメラバックに入れたまま保管しがちです。
だからと言って、カメラの保管庫を買うのも少し違うような気がします…
そこで今回は、身近にある100円均一DAISOで手に入るアイテムを使ってカメラの保管用ドライボックスを作ってみることにしました。
やはり、カメラ初心者にとってはカメラ以外での出費はかなり痛手だと思うので、安くて手軽に作れるドライボックスはかなり魅力的なのではないかと思っています。
まずは、ドライボックスに必要なアイテムを紹介していきたいと思います。
目次
◇ドライボックスに必要なアイテム
◆PLASTIC CONTAINER

まず、ドライボックスに必要なものは密閉容器です。
密閉されている容器であることがポイントとなってきます。
というのも先ほどお話しした通り、カメラやレンズの大敵は湿度です。
その湿度を容器の中に入れないためにも、なるべく密閉度の高い容器を使う必要があります。
また、カメラのボディが入ることも考慮しないといけないため、容器のサイズ感も重要となってきます。
今回は、5.5Lの容器を購入しました。
私が使っているカメラは、SONY α7Ⅲなので5.5Lの容器に良い具合に収まります。
もし、SONY α7Ⅲのサイズ(幅 約126.9mm×奥 約73.7mm×高 約95.6mm)より大きいもの(特に高さがあるもの)の場合は、容器のサイズを大きくする必要がありますのでカメラのサイズはチェックしておいてください!
容器をよくみていきましょう…(開封の儀)
《開封の儀》

それでは、PLASTIC CONTANERをよく見ていきます!
※ここからの写真の背景は、アイテムが見やすいように黒にしています。
まずは、側面から見ていきましょう…


容器の側面はこんな感じです。
どこにでもあるタッパの大きいバージョンです。
特徴という特徴はあまりありません…
ではフタの部分を見ていきます。


フタの部分で重要なのは、パッキンがついているかいないかです!
こちらのアイテムは、密閉容器なだけあってしっかりパッキンがついています。
では、フタの止める部分をよくみていきましょう…

長方形の穴が2つ空いています。
この穴に、容器の出っ張りを入れることで容器がしっかり閉められます。
ちなみに容器の出っ張り部分がこちらです。

結構、穴にぎりぎり入る感じで、思いの外穴に入れるのが大変でした…でもその分フタがしっかり閉まります。
フタを止めた様子がこちらです…


このような止める部分が4箇所ついています。
そのため、ガチッと密閉された状態を作ることができます。
反対に、開けるときが固いので出し入れを頻繁にするのはなかなか困難ではあります。
カメラを使う頻度が低い人や使用頻度の低いレンズなどの保管にはもってこいかもしれません!
正直なところ、密閉であること・容器にカメラやレンズが入るという2つの条件さえ当てはまれば、どんなアイテムでも代用できます。
もし、DAISOで他に代用品がありましたらぜひ教えてください✨
ここまで、アイテムの見た目について取り上げてきましたので、続いてはPLASTIC CONTANERを実際に使ってみて良かった点と少し残念な点について次の項目でまとめていきます。
《実際に使用して良かった点・少し残念な点》
○良かった点
◎サイズ感がピッタリ
→市販のカメラのドライボックスの容量に5.5Lよく採用されています。そのため、このアイテムの容量がドンピシャというのは仮に容器が何種類もあったところで迷わず選べるポイントとなっています。また、実際にカメラやレンズを入れてみるとサイズ感もピッタリだったので使いやすく感じました。
◎しっかりとフタが閉められる
→カメラの保管用ということなので、密閉度はしっかり重視したいポイントです。その点、フタにパッキンがちゃんとついているし、止める部分もかたく閉じることができるので100円均一で売っているアイテムとしてはかなり良いアイテムだと感じました。
●少し残念な点
▲フタがかたいので開け閉めが大変
→強固に閉まるというのは高ポイントではありますが、逆に開け閉めの時が大変なのが少し難点です。カメラをよく使う人になるとこの開け閉め自体が少しストレスに感じるかもしれません。
▲100円では買えない
→100円均一で売っているアイテムということで、100円で買えるものかと思いきや300円のアイテムとなっています。100円で買えるものだと思って買おうとすると少し損した気分になるのは少し残念なポイントとなっています。
《商品概要》
- 【販売】:DAISO
- 【容量】:5.5L
- 【サイズ】:縦29×横22.2×高11.9cm
- 【素材】:ポリプロビレン・シリコーンゴム
- 【耐冷耐熱温度】:-20〜140℃
- 【価格】:330円(税込)
◆除湿シート(除湿剤)

ドライボックスに必要なもので、容器と同じくらい必要なものが除湿シートまたは除湿剤です!
やはり、密閉容器だけでは湿気対策にはなりません。
そのため、除湿シートや除湿剤を使って湿気をとっていきます。
除湿シートや除湿剤に関しては、容器と違いかなりの種類があります。
そのため今回は、容器に敷くことができなおかつ天日干しをすれば何度も使える“くり返し使える除湿シート”を選んでみました。
それでは、このアイテムをよくみていきましょう!
《開封の儀》



こちらの“くり返し使える除湿シート”は、3種類ありました。
左から「衣装ケース用」「タンス・引き出し用」「押し入れ用」となっています。
違いは、除湿シートのサイズです。



- 【衣装用】→縦 約18cm×横 約12cm…×2
- 【タンス・引き出し用】→縦 約36cm×横 約12cm
- 【押し入れ用】→縦 24cm×横 約18cm
個人的には、「衣装用」か「押し入れ用」をおすすめします。
なぜなら、「衣装用」は2枚入っている点からで「押し入れ用」は容器の底のサイズにピッタリだからです。
「タンス・引き出し用」は、少し長すぎるのでドライボックスには少し不向きかもしれません。
こちらの除去シートの最大の特徴は、くり返し使えるという点です!
そのため、右下部分に吸湿状態がわかるお知らせサインがついています。

この青い再生サインがピンク色に変わったら、天日干しをして再び青になったら使うことができます。
除湿シートは消耗品なので、定期的に買わないといけないためコストがかさみます。
そのため、再生できるという点では懐に優しい商品となっています。
DAISOには、他にも色々な除湿シートや除湿剤が置かれていますので、色々買ってみてサイズや吸収性などを確認して自分に合うものを探すと良いかもしれませんね…
私も、今後色々試してみたいと思っているので、使ってみたらまたレビューしたいと思います。
(※除去シートの良かった点・悪かった点は、色々試して比べてみないとわからないため割愛させていただきます。)
《商品概要》
- 【販売】:DAISO
- 【成分】:B型シリカゲル
- 【素材】:不織布・紙
- 【内容量】:30g
- 【サイズ】:(衣装用)縦 約18cm×横 約12cm(タンス・引き出し用)縦 約36cm×横 約12cm(押し入れ用)縦 24cm×横 約18cm
- 【価格】:100円
◆湿度計

容器や除湿シートほどは重要ではないのですが、湿度計があると便利です。
仮になのですが、買った容器の密閉度が低かったり除湿シートの効果があまりなかったりした時に湿度計があると、湿気に気づくことができます。(湿度計があまり効力を発揮しなかったら意味がないのですが…笑)
そういった湿度の確認の意味でも、湿度計があると便利です。
そんな湿度計は、DAISOに2種類置かれていました。
なので、両方買ってみました!
《開封の儀》

まずは、こちらのパッケージがピンクの方から…


綺麗な円柱状の形をしていて、周りは黒色・中は白・針は赤色の“ザ・湿度計”の見た目となっています。
裏面は、円周に沿って棒状の穴が空いており、一番上だけ丸型の穴が開けられています。
こちらの丸型の穴は、壁掛け時に使う穴となっています。
とてもシンプルで見やすい湿度計だと思いました。
もう一方の湿度計は…

緑の差し色が入ったパッケージとなっています。
実は文字やデザインは、先ほどの湿度計と全て一緒で説明書きもまったく一緒になっています。
つまり、性能も全く一緒というわけです。
ですので、選ぶ時の基準は、見た目のデザインやサイズ感になってきます。


この湿度計は、丸みのあるフォルムに周りが白・中は黒・針はクリーム色の時計のような見た目となっています。
裏面は、下の方に小さな穴が並んでいて上に少し大きな穴が空いています。
こちらも先ほどの湿度計同様、上の穴は壁掛け時に使うものとなっています。
先ほどの湿度計に比べ、ちょっと可愛らしさのあるデザインになっているのが特徴です。
また、厚みも少し薄いのも特徴となっています。
湿度計に関しては、湿度がわかるものでサイズが小さく場所を取らないものならどんな湿度計でも構いません。
あとは、見た目の好みで選んでみてください!
ちなみに、カメラやレンズの最適保管湿度は、30〜50%となっています。
湿度計をみて、30〜50%の湿度を保てるようにしましょう!
《商品概要》
- 【販売】:DAISO
- 【素材】:ABS樹脂・ポリスチレン・スチール・銅
- 【価格】:100円
◇アイテムを選ぶ時のポイント

ドライボックスを作るときにポイントさえ抑えておけば、どんなアイテムでも代用できます。
特に、100円均一DAISOとなると、取り扱っている商品も多く、また入れ替わりも早いので全く同じアイテムを買うのが難しいこともあるかもしれません。
そのため、代用品で補う可能性も出てくると思います。
なので、ドライボックスを作るときのアイテムを選ぶポイントをまとめておきます。
まずは、ドライボックスに必要なアイテムは、密閉容器・除湿シート・湿度計の3つです!
この3つのアイテムを選ぶ時のポイントは…
●[密閉容器 ] ➡︎ パッキンがついていてしっかり密閉できること・カメラやレンズが入る大きさであること
●[除湿シート・除湿剤] ➡︎ 除湿力があること・容器のサイズに合うこと(又は容器内の場所を取らないこと)
●[湿度計] ➡︎ 湿度計の役割をちゃんと果たせること・サイズはコンパクトの方が好ましい(容器の中に入れるため)
このポイントさえ抑えれば、どんな代用品を買ってもドライボックスは作ることができます!
続いては、100円均一のものを使って実際にドライボックスを作ってみて良かった点と悪かった点について次の項目でまとめていきます。
◇ドライボックスを実際に作ってみて良かった点・悪かった点
○良かった点
◎安く作れる
→容器(300円)・除去シート(100円)・湿度計(100円)と計500円でワンボックス作ることができます。カメラのドライボックスにお金をかけたくない人やかけれない人にはおすすめです。私の場合は、カメラやレンズは専用のドライボックスを使用し、フィルターの保管にこの100均で作ったドライボックスを使用しています。フィルターなどのサポートアイテムの保管に使うのはとてもおすすめです。
◎手軽に作れる
→100円均一DAISOは結構どこでもあります。そのため、アイテムの入手が簡単です。また、ポイントさえ抑えれば代用も可能なのでとても手軽に作ることができます。
●悪かった点
▲少し足せば専用のドライボックスが買える
→100円均一で作ったドライボックスは計500円と安いですが、実際専用ドライボックスは1000円足せば買えてしまいます。1000円を足すだけでカメラの保管専用のものが買えると考えると、そっちの方が良いという見方もできます。
▲ちゃんとカメラを保管できるのか不安
→100円均一のアイテムの場合、ハズレ商品が多少あります。そのため、本当に湿気からカメラを守ってくれるのかという不安は多少なりともあります。安心・安全を重視したいなら専用のドライボックスを買うことをおすすめします。(ちなみに、私が今回買った商品は大丈夫でした)
→ついでに、私が使っているカメラ専用ドライボックスの記事を載せておきます。結構、重宝しています!

◇まとめ
今回は、カメラの保管用ドライボックスを100円均一DAISOのアイテムを使って作ってみました。
安さと手軽さは言うまでもないでしょう!
カメラの保管にお金をかけたくない方やカメラを初めてまもない方に、特におすすめです!
また、フィルターなどのカメラのサポートアイテムの保管に使うのもおすすめです。
しかしながら、カメラの保管はとても需要なことなので、できればカメラ専用のドライボックスや本当にできるのであれば防湿庫で保管する方が良いでしょう…
私が実際に使っているドライボックスの情報も載せておきます→詳しくはこちらから
これからも、100円均一で買えるカメラ関連のアイテムについてはどんどん記事を出していこうと思っていますので今後の記事も楽しみにしていてください!