ここ最近外出自粛の状態が続き、家でできることとしてカメラメンテナンスをするためにクリーニングキットを4種買って試してみました。(※1種類は、キットではないのですが…)
購入した4種類のクリーニングキットは、それぞれ良さがありました。
そこで、この4種類のクリーニングキットを徹底的に比べて見る事にしました。
比べてみた結果をみて、クリーニングキット購入の際の参考にしてみて下さい!
※今後出てくる単語でHAKUBA→ハクバ、ケンコートキナー→ケンコー、100円均一(ダイソー)→100均と省略しています。
目次
◇“カメラクリーニングキット”4種比べてみた!

今回比較する4種類は、「HAKUBA カメラクリーニング6点セット」・「Kenko CLEANING KIT PRO5」・「Himartのカメラクリーニングキット」・「100均(ダイソー)のクリーニングアイテム」となっています。
※100円均のクリーニングアイテムは、クリーニングキットではない点ご了承下さい…
ザッと各4種紹介していきます。
◆HAKUBA カメラクリーニング6点セット
→『HAKUBA カメラクリーニング6点セット』は、HAKUBAが出しているクリーニングアイテムが6点セットになった商品です。

◆Kenko CLEANING KIT PRO5
→Kenko CLEANING KIT PRO5は、ケンコートキナーが出している5つのカメラクリーニングアイテムが入ったプロ使用のクリーニングキットです。

◆Himartのカメラクリーニングキット
→Himartのカメラクリーニングキットは、Himartが出している入れ物を合わせた10種類のクリーニングアイテムを集めた商品です。

◆100均一(ダイソー)のクリーニングアイテム
→クリーニングキットではありませんが、100円均一ダイソーでカメラクリーニングアイテムを補ってみました。
こちらで紹介しているのは、ブロワー・エアブラシ・マイクロファイバークリーニングクロス・レンズクリーナー・メガネクリーナーウェットティッシュとなっています。

◇クリーニングキット4種比べてみた!
◆4種クリーニングキット個人的評価
→4種類のカメラクリーニングキットを実際に使ってみて個人的に評価したものを表にまとめてみました。
使いやすいや利便性などを総合した評価で1(イマイチ)〜5(良い)の5段階で評価しています。
※あくまでも、個人的な評価となります。
〈4種クリーニングキット比較評価表〉

- ※クロス→クリーニングクロス
- ※ペーパー→レンズクリーナー又はクリーニングペーパー
- ※ウェット→ウェットタイプのクリーニングペーパー
◆ブロワー

まずは、4種類の各メーカーのブロワーを並べて大きさを比べてみました。
ケンコーとHimartが同じサイズで小ぶりなのがわかります。
ハクバと100均のゴム部分が同じサイズで先端部分を合わせると100均が1番大きいのが分かります!




先端部分だけ比べてみましょう…
ハクバの先端がシリコン性、Himartは3種類の交換性というのが特徴的です。
ケンコーとHimartが非常に似ているというのも分かります。




ゴムの押す部分を比べてみましょう…
ハクバと100均、ケンコーとHimartがそれぞれ似ている形をしています。
しかし、ハクバと100均はハクバの方がエアーの風力が強く、ケンコーとHimartではケンコーの方がエアーの風力が強いのが分かりました。
個人的な感想になりますが、エアーの風力が1番強いのはハクバであると感じました。総合的にみても先端部分がシリコン性でレンズが傷つきにくい点も加味するとハクバが1番使い勝手が良いと感じています。
◆ブラシ

それでは、ブラシを比べてみましょう…
まずは、数を見てください!Himartが1番多いことがわかります。レンズやボディといった箇所によってブラシを変えることができるので便利です。
100均のは、エアーが出せるという追加機能もありますが、ブラシの毛の質を考えると散らばりやすかったり、毛の太さが太いなど他の3種のブラシと比べるとかなりの差がありました。
ブラシで重要な毛の質感でいうと、ハクバのブラシが1番柔らかくて使いやすいと感じました。
◆クリーニングクロス

続いては、クリーニングクロスを比べてみました。
大きさの点で言うとハクバ・ケンコーは、同じ大きさで1番小さく、次にHimart 、ダイソーの順番で大きいです。
形は、ハクバだけギザギザしていないというのが特徴的です。
デザインは、100均だけ表裏違うデザインになっているのが特徴となっています。




クリーニングクロスの質感は、ハクバはしっかりしていてきめ細かい・ケンコーは、薄くて柔らかい・Himartは、フェルト生地のような手触り・100均は、かためという4種類それぞれ違った特徴がありました。
ここでの評価は、好みの要素が強くなり皆さんバラバラな意見を持たれることと思いますが、個人的には柔らくて薄いケンコーのクリーニングクロスが1番気に入っています。
◆クリーニングペーパー

クリーニングペーパーは、どうでしょう?
クリーニングペーパーは、ケンコーだけ入っていませんでしたので3種類で比較してみます。
まず、数では見ての通りHimartが勝利です。
形や質感は、ハクバがきめ細かくてパリパリ感、表裏の質感が違うのが特徴。Himartは、小さい方が厚めで正方形でギュッとしたガーゼのような感じ、もう一つの方はとにかく薄いというのが特徴です。100均は、大きく目が少し粗めですがこの中で1番柔らかいです。
この中では、若干の差で100均が1番使いやすいと感じました。
◆ウェットペーパー

ウェットタイプのクリーニングペーパーを比べてみましょう!
こちらでは、ハクバの中には入っていませんでした。(※液体タイプのレンズクリーナーが入っているため)
3種類で比べてみると、ケンコーは激落ちくんで湿り気少なめの滑らかな拭き心地と速乾性が特徴的です。Himartは、小さくて厚めで速乾性はないのが特徴です。100均は、少しパリっとかためで紙ナプキンを濡らしたような感じ、速乾性は凄いものの紙がすぐに乾いてしまうのも特徴です。
総合的に評価すると、落ちやすさや滑らかさの観点から圧倒的にケンコーが1番良いアイテムだと感じました。
◆ペン型レンズクリーナー

最後におまけとして、ケンコーとHimartだけに入っているペン型レンズクリーナーを比べてみました。
パッと全体的に見た感じでは、ケンコーの方のブラシ側にゴムの蓋が付いているという点だけ違いが見られました。


ちょっと寄って、ブラシの出し入れをするスライド部分を見てみると、Himartの方だけ2段階になっているのが分かります。ブラシの出す量を調節できるのは便利です。

ブラシの毛の部分に注目してみました。
特に違いは見られず、ほぼ同じといった感じでした。ゴムの蓋が付いている分、ケンコーの方が毛の傷みが少なく長く持つと思います。


レンズの汚れをとるチップという部分を見てみましょう…
ケンコーは1パターンに対して、Himart は2パターン付け替えることができます。大まかに掃除したい所と細かなところの掃除を使い分けてできるので便利です。
どちらも、丸型の方だけ注目すると大きさが若干ケンコーの方が大きいことがわかります。細かな部分は、Himart の方が良さそうです。
総合的な評価は、性能面ではさほど差がないですが種類の多さの点でHimart の軍配!
◇まとめ
4種類のカメラクリーニングキットをそれぞれ比べてみましたが、まとめると「アイテムの質で言うならHAKUBA」、「バランスがとれているといったらケンコートキナー」、「種類やアイテムの多さでHimart」 、「コスト面では100円均一(ダイソー)」という結果になりました。
是非、購入する際の参考までにどうぞ!
まだまだ、良いアイテムは山程あると思うので引き続き調査していきたいと思います。
ありがとうございました。