プロの写真家になる近道は、プロの写真家の真似をすることにあると思います。(※個人的見解が強いですが…)
だからといって、プロの写真家に直接教えてもらえる機会は、ほとんどないと言っても過言ではありません。
そんな悩みを解決してくれる本…
それが『写真家のスゴい撮影セオリー』です!
この本には、プロの写真家がどのような流れで写真を撮っているのかやプロの撮影テクニック、写真についての思考が書かれたプロの行動から学ぶ本となっています。
これから、プロの写真家を目指す方やプロになったばかりで右も左も分からない方には特におすすめしたい本です。
また、写真をもっと上達したい方にも読んで欲しい一冊となっています。
目次
◇おすすめポイント
ポイント①:各分野のプロ写真家の撮影セオリーが載っている!
プロの写真家から学べるだけでもすごいことですが、風景・人物・スナップ・鉄道・花と5分野それぞれの撮影セオリーを一冊で学べるのでとてもお得な本です。
写真が上手くなりたい初心者には、自分がどの分野に向いているかを知ることができるので目指す方向性を決める材料となります。
一方、すでに目指す写真家の分野が決まっている方には、自分が目指す分野の撮影の流れと一緒に他分野の知識を入れる事ができるので、視野を広げる事につながります。
ポイント②:プロ写真家の撮影の流れが知れる!
仕事の流れは、なかなか知る事ができない情報です。
実際、自分が写真家としてデビューしたとしても仕事の流れが分からないと上手く行くはずがありません。
なので、プロの撮影の流れが知れるのは本当にお得な情報なのです。
この『写真家のスゴい撮影セオリー』では、撮影前の準備の段階から撮影が終わり写真の仕上げ段階までの流れをしっかりと載せてくれています。
ポイント③:プロ写真家の撮影テクニックが知れる!
プロ写真家の撮影テクニックは、写真の上達として欠かせない知識です。
プロ写真家の撮影の流れを学びながらも撮影テクニックまで載っている本は、なかなかありません。
とにかく、内容が濃厚な一冊と言ってもいいでしょう!
ポイント④:プロ写真家の使っている機材が知れる!
プロ写真家が「どのカメラ?」「どのレンズ?」を使っているかは、カメラ好きにはとても知りたい情報です。
どのカメラがどの分野に向いているかや、どのレンズがどのシチュエーションに向いているかなどとても勉強になる部分であります。
また、実際の撮影時に必要な機材も知ることが出来るので本当におすすめ出来る本です!
ポイント⑤:プロ写真家それぞれの写真論が面白い!
「どのように考え写真を撮っているのか?」「良い写真とは?」というなかなか聞けないプロ写真家の写真論を聞くことが出来る点は、個人的に特におすすめしたいポイントです!
写真論は写真を撮っている人それぞれが持っているものなので、プロ写真家の写真論を共感したり自分の写真論に取り入れたりと写真に対する考え方をもう一度考え直すきっかけとしてくれます。
また『写真家のスゴい撮影セオリー』では、5人のプロ写真家それぞれ違った写真論を聞くことができるので、この本のとても面白いポイントだと思います。
◇基本的情報

『写真家のスゴい撮影セオリー』は、各分野ごとのプロの写真家による撮影セオリーやそれぞれの撮影の思考法を一冊にまとめた本となっています。
なかなか聞くことの出来ないプロ写真家の撮影の流れや撮影テクニック、写真に対する考え方を学ぶことの出来る本です。
プロの写真家を目指す方や写真家としてすでに働いている方には、特におすすめの一冊となっています。
- 出版 GAKKEN
- 価格 1600円+税
- 全 128ページ
◆章まとめ
〈第1章〉風景写真家 深澤武の流儀
→風景写真家 深澤武さんの写真論、撮影前(見頃の情報収集、年間スケールジュール作り、機材選びなど)から撮影後(写真のレタッチ作業など)までの風景撮影の流れ、山・海・桜など場所ごとの撮影セオリーがまとめられた章となっています。
〈第2章〉人物写真家 萩原和幸の流儀
→人物写真家 萩原和幸さんの写真論、撮影前(誰を撮るか?、シチュエーション、ロケハン、機材選び)から撮影後(レタッチなど)までの人物撮影の流れ、場所(室内、屋外など)やシーン(夕景、夜景など)ごとの撮影セオリーがまとめられている章となっています。
〈第3章〉スナップ写真家 藤井智弘の流儀
→スナップ写真家 藤井智弘さんの写真論、撮影前(何を撮るか?、場所やテーマ決め、周遊プラン、機材選びなど)から撮影後の写真仕上げまでのスナップ撮影の流れ、ジャンル(旅、街、人物など)ごとの撮影セオリーがまとめられた章となっています。
〈第4章〉鉄道写真家 村上悠太の流儀
→鉄道写真家 村上悠太さんの写真論、撮影前(季節・車両・場所を決める、完成写真のイメージを作る、機材選びなど)から撮影後の写真の仕上げまでの鉄道撮影の流れ、ジャンル(新幹線、鉄道風景、鉄道スナップなど)ごとの撮影セオリーがまとめられている章となっています。
〈第5章〉花写真家 吉住志穂の流儀
→花写真家 吉住志穂さんの写真論、撮影前(何を撮るか決める、場所決め、機材選びなど)から撮影後の仕上げまでの花撮影の流れ、ジャンル(自然の花、花畑、花壇、温室など)ごとの撮影セオリーがまとめられた章となっています。
◇まとめ
これらのように『写真家のスゴい撮影セオリー』は、プロ写真家の撮影の流れやセオリーが一冊にまとめられた本となっているので、プロ写真家を目指す方には必ずと言っていいほど読んで頂きたいです。
またプロ写真家を目指さない人でも自分の得意分野を見つけたり、これからの写真の方向性を、見つけるのに役立つ本となっています。
カメラの上達本にしては、少し変わった本となっていますので、気になった方は購入して読んでみてください!
まだまだ、役立つ本・面白い本・読んだ方がいい本は沢山あります。
これからもドシドシ紹介していきますのでよろしくお願いします。
今回も読んで頂きありがとうございました…