カメラ関連の本を探していると、目に止まる一冊の本がありました…
それが『デジタルカメラ撮影講座 ふんいき辞典』!
ポートレートや風景、花、ライティングなどのジャンルをテーマにした本は見たことがありましたが、“ふんいき”というジャンルをテーマにしている本は、なんか面白そう!と思ったので買ってみました。
よくよく考えると写真を撮る時、“ふんいき”を大事にして撮っている事に気づきました。
本の内容は、自分が伝えたい事が自分が撮った写真を見た時に、人に伝わるようにする為のものとなっています。
そこで、重要になってくるのが“ふんいき”ということです。
自分の想いが伝わる写真を撮りたい!という人には、とっておきの本だと思います。
それでは、紹介していきます…
目次
◇おすすめポイント
◆ポイント1:何と言っても「ふんいき」というテーマが面白い!
→ポートレート、商品撮影、風景撮影、ライティング、ポージング、レタッチなどのジャンルをテーマにしたカメラの本は見たことありますが、「ふんいき」というジャンルをテーマにしたカメラの本は見たことがありませんでした。
なので、テーマが珍しくて面白い!
よくよく考えると、写真を撮る時にふんいきが良い場所を選んで撮っているものですので、「ふんいき」が如何に重要かが分かります。
よって、この本がかなり為になる本だということも言えるでしょう!
◆ポイント2:小枠のまとめがニッチで為になる!
→本文の下に、小さな枠でまとめた箇所があります。
ここに書かれている内容があまり聞かないニッチな内容の情報が含まれていて、意外とためになる情報となっています。
一例をあげると、かたいふんいきを表現した写真は、光沢紙でプリントすると良い!また、反対にやわらかいふんいきを表現した写真は、マット紙が良い!…という情報です。
現在は、デジタルでデータとして残すのが主流となっている中でプリントをするというなかなか今ではすることが少なくなっている事なので、あまり知り得ない情報です。
しかし、写真をプリントしたものは、とても素晴らしいものなので、このような情報は意外とためになります。
◆ポイント3:所々に挟まれた1ページ使った写真!
→所々のページに1ページ全面使った写真が載せられています。
この写真は、「ふんいき」の言葉を一発で想像させる写真となっており、どんなものかイメージが湧きやすくしてくれています。
半ページやコマとして写真を載せるのではなく、1ページ全面使っているから分かりやすい!そんな工夫がされています。
◇商品概要

•『デジタルカメラ撮影講座 ふんいき辞典』は、ふんいきを表す言葉ごとにジャンル分けされ、その言葉のふんいきを表現する撮影方法や表現する時のポイントについて一冊にまとめた本となっています。
自分の伝えたい想いを写真で表現する上で、最も重要な要素である“ふんいき”について学んでいく内容となっています。
- 著者 谷口 泉
- 発行 日経ナショナルジオグラフィック社
- 発売 日経BPマーケティング
- 価格 2000円+税
- 全 157ページ
◆簡単章まとめ
〈序章〉 なぜ写真に「ふんいき」が必要なの?
本書のテーマである「ふんいき」が写真にどのように影響を与えるのか?や写真においての「ふんいき」の重要性について解説し、各章につなげる準備の章となっています。
また、意外と自分が写真の中に「ふんいき」を盛り込んで撮っている事を気づかせてくれる章にもなっています。
〈第1章〉 基本ことば
第1章では、光によって変化する「明るい」•「暗い」、ものを触れる感覚と同じように写真に使う「かたい」•「やわらかい」、温度感による「あたたかい」•「冷たい」といったふんいきの中で良く使われる基本となる言葉について解説しています。
どのふんいきにも通じる基礎的な「ふんいき」の言葉となっているので、しっかりと身につけたい章となっています。
〈第2章〉 季節・天候のことば
第2章では、春夏秋冬の季節感、朝夕夜の時間帯によるふんいき、雨や雪といった天候によるふんいきの言葉をまとめた内容となっています。
季節・時間帯・天候が最も簡単に「ふんいき」を表現しやすいので、早く上達できる章となっています。
〈第3章〉 質感のことば
第3章では、「もふもふ」・「ゆるふわ」・「つるつる」・「しっとり」・「ざらざら」といった手の感触を生むイメージや「きらきら」・「くっきり」といった目で見た時に感じるイメージのような質感のふんいきをまとめた内容となっています。
主に動植物の撮影や料理写真、物撮りなどでよく使われる「ふんいき」を表した言葉となっています。
〈第4章〉 英語のことば
第4章では、「ロマンティック」・「クール」・「レトロ」・「メカニカル」・「カラフル」・「シズル」といった良く使われるふんいきの英語の言葉をまとめた内容となっています。
この章であげられている言葉は英語ですが、イメージしやすく、よく使われる言葉となっています。
〈第5章〉 空気感のことば
第5章では、「躍動」・「可憐」・「異様」・「緊迫」・「荘厳」といった様子を表す空気感を言葉にしたものをまとめた章となっています。
この章でとりあげている「ふんいき」の言葉は、撮影の際に少しテクニックがいるものとなっています。
◇まとめ
カメラを上達する上では、カメラの設定や撮影テクニックはもちろん重要なポイントですが、それと同じくらい「ふんいき」が大事になってきます。
自分の想いが伝わる写真が撮れるようになれば、カメラがさらに楽しくなります。
是非とも、この『デジタルカメラ撮影講座 ふんいき辞典』を読んで伝わる写真へと進化して下さい!
今回は、テーマが面白いということで『デジタルカメラ撮影講座 ふんいき辞典』の購入を決めました。
面白いという観点で本を選ぶのも、結構ありだなと感じました。
これからは、新しい観点で本を購入することもしていき色々な本を紹介できたらと思っています。
最後まで読んで頂きありがとうございました!