今までにカメラ関連の本を100冊くらい読んできました。
その中で、カメラ初心者におすすめしたい本を5つ選んでまとめてみました!
〈今回のポイントまとめ〉
- ①たのしいカメラ学校の教科書 カメラ1年生
- 楽しい設定と可愛らしいキャラクターが特徴
- 特に難しい参考書が苦手な方におすすめ
- ②こういう写真てどう撮るの?
- 漫画で流れるように楽しく学べる
- 特に漫画でカメラを学びたい方におすすめ
- ③すずちゃんのはじめてのカメラとレンズ
- カメラの専門用語ごとに分かりやすくまとめられている
- 一般的なカメラの参考書の中でも比較的分かりやすいものを求めている方におすすめ
- ④10日間でマスターできる!入門書の決定版 最新デジタル一眼 超入門
- 雑誌感覚で学べる参考書
- 特に普段から雑誌を読んでいる方や雑誌が好きな方におすすめ
- ⑤さあ写真をはじめよう 写真の教科書
- 大学の教科書に選ばれるようなおかたい参考書
- 特に知識からカメラの上達を目指す方におすすめ
目次
①たのしいカメラ学校の教科書 カメラ1年生

『たのしいカメラ学校の教科書 カメラ1年生』は、カメラ入門者のネコ“ニャーさん”が仕事も趣味もカメラ一筋“やじま(矢島直美)先生”にカメラの知識を学んでいくストーリーの参考書です。
※「デジタル一眼カメラ編」と「iPhone・スマホ編」があります!
◇本の目次
【デジタル一眼カメラ編】
- 基礎を知りたい
- 第1章 ピント合わせにはちょっとコツがあるんです
- 第2章 明るい自然光で撮ろう!
- 第3章 ぜったい習得したいボケ味
- 第4章 撮りたいものにぐっと近寄るだけ!
- 第5章 できるだけシンプルに!
- 第6章 写真の総仕上げ!スマホでカンタン写真補正♪
- 第7章 みんなのお悩み&真似したいテクニック集
【iPhone・スマホ編】
- 第1章 写真の魅力がUPする構図、色、光マジック
- 第2章 最低限覚えたいiPhone、スマホの使い方
- 第3章 スマホなのにまるで一眼のような写真に!
- 第4章 もうひと手間が隠し味!カンタン写真補正テク
- 第5章 写真だけじゃもったいない!iPhoneのスゴ技術4選
- 第6章 写真クイズで楽しくレッスン&復習しましょ♪
◇おすすめワンポイント:楽しい設定と可愛らしいキャラクター
この本のポイントは、なんといってもカメラ学校の1年生という設定と可愛らしい猫のキャラクター“ニャーさん”の存在です。
カメラ初心者がカメラの勉強する時、どうしても「難しい」などマイナスの感情を抱きがちで勉強にとっつきにくくなってしまいます。
そんな時に、「カメラ学校1年生」という設定があることでイメージ的に勉強にとっつきやすくなります。
また、初心者の気持ちを代弁してくれているニャーさんの存在が共感を生み、理解のしやすさも格段にアップします。
さらに、そのニャーさんが可愛らしい猫のキャラクターなので、親やすく一緒に勉強しているような感覚でカメラを学ぶことができます。
◇こんな方におすすめ!
- 難しいことは嫌いな方
- 可愛いキャラクターが好きな方
- ざっくりと基礎を知りたい方
- 【iPhone・スマホ編】iPhoneやスマホで写真をよく撮る方
◇商品概要


- 【タイトル】:たのしいカメラ学校の教科書 デジタル一眼カメラ編・iPhone、スマホ編
- 【著者】: 矢島直美
- 【出版】 株式会社インプレス
- 【ページ数】:「デジタル一眼カメラ編」144ページ・「iPhone・スマホ編」129ページ
②こういう写真てどう撮るの?

『こういう写真てどう撮るの?』は、ネットの良い写真の数々をみて自分で撮ってみようと思うもハードルが高くて挫折した森下えみこさんにデジタル一眼カメラの本を描く依頼がきたところから話が始まり、プロカメラマンの上田晃司さん、コムロミホさん夫妻の協力のもとカメラの知識とテクニックを学びつつ本を完成させていくストーリーを漫画で全て描いた参考書です。
◇本の目次
- 第1章 撮影前の準備
- カメラ購入に行うこと
- 交換レンズで広がる新しい世界
- 第2章 目的別撮影テクニック
- 撮影モードにはどんなものがあるの?
- 絞りとシャッター速度の関係
- ホワイトバランスと露出補正の関係
- 美人な花を見つけよう!
- プラスで淡く、マイナスで濃く
- パフェは水平アングルで高さを表現
- 前ボケを入れてマンネリ写真から脱却
- ローポジションでシャッターチャンスを待つ
- 料理写真がおいしく見えるC構図
- 太陽シャキーンはF16が決め手
- 江ノ電は意外とスピードが速い!?
- 腕がプルプル?インスタ映え
- 消えないならボカしてしまえ!
- モノクロ写真は光と影を意識!
- 夕日は日陰+ビビットでド派手に表現
- ガラスの映り込みはカメラをくっつけて消す!
- イルカがジャンプした瞬間を撮りたい!
- フィルムライクな写真はフィルター効果で!
- 夜景写真は日没後10分が勝負!
- 室内写真は光の向きと撮影位置を工夫する
- ブツ撮り写真は逆光で背景にもこだわる!
- ゴージャスなボケの作り方
- 各社のカメラ設定一覧早見表
- 第3章 役に立つ実践的な構図7つ
- 3分割構図
- 2分割構図
- 日の丸構図
- 対角線構図
- 三角構図
- 曲線構図
- 放射線構図
- 第4章 写真を形にしてみよう
- コラム こんなときはどうするの?
- 声がけ編
- シャッターが切れない編
- 写真のマナー編
◇おすすめワンポイント:漫画で流れるように楽しく学べる
この本のポイントは、カメラを買ってカメラの知識を学んでいく流れを順々に漫画で解説してくれているところです。
カメラ初心者の多くは、どの順番で知識をつけていけば良いか分からないものなので、この本のように順を流れるように書いてくれているのはとても良いポイントだと言えます。
また、すべてが漫画で描かれているので、参考書のようにかしこまって勉強しなくていいのが良いです。
◇こんな方におすすめ!
- 参考書で勉強するのが苦手な方
- 漫画が好きな方
- カメラの知識やテクニックを学ぶ手順通りやりたい方
◇商品概要

- 【タイトル】:こういう写真てどう撮るの?
- 【著者】: 森下えみこ・上田晃司・コムロミホ
- 【出版】 株式会社インプレス
- 【ページ数】:145ページ
③すずちゃんのはじめてのカメラとレンズ

『すずちゃんのはじめてのカメラとレンズ』は、“すずちゃん”こと鈴木知子さんによって、機能の理解・レンズの特徴と効果・さまざまな技を使って写真が撮れる・引き出しが増加・ステップアップを目的として「カメラのはなし」「レンズのはなし」「撮影テクニックのはなし」の3つの項目に分けカメラやレンズのことが分かると写真がもっと楽しくなるために書かれた参考書となっています。
※中級者を目指すための本『すずちゃんの理解して学ぶカメラとレンズ』もあります。
こちらは、忘れがちな基本部分の振り返り、入門書を読んで物足りないやもっとカメラを理解したい人に向けて書かれた脱初心者を目指す内容となっています。
◇本の目次
【すずちゃんのはじめてのカメラとレンズ】
- カメラのはなし
- 絞り・シャッター速度・露出・露出補正・ホワイトバランス・測光・ピント合わせ・AFモード・位相差AF・コントラスト・ファインダー・ライブビュー・ポジションとアングル・プログラムAE・絞り優先AE・シャッター優先AE・マニュアル露出
- レンズのはなし
- ズームレンズ・単焦点レンズ・ボケ・パンフォーカス・パースペクティブ・広角レンズ・標準高倍率ズームレンズ・望遠レンズ・大口径レンズ
- 撮影テクニックのはなし
- 3分割・2分割・ハイキー・サンドイッチ・リズム・調色モノクロ・玉ボケ・斜め・逆光透かし・青色強調・シルエット・日の丸・光跡・S字・色相ずらし・しずくフォト・ローキー・スローシャッター・視線誘導・モノクロ粒子・前ボケ・対角線・さかさま・露光間ズーミング・輪郭強調・圧縮効果・消失点・映り込み・露光間ピントずらし・アウトフォーカス・点景・露光間カメラ回し・多重露光・フレーム
【すずちゃんの理解して学ぶカメラとレンズ】
- カメラのはなし
- カメラが分かる基礎知識
- 露出攻略
- ライティング攻略
- フラッシュ攻略
- フォーカシングの攻略
- ホワイトバランス攻略
- レンズのはなし
- レンズが分かる基礎知識
- レンズセレクト攻略
- 広角レンズ攻略
- 望遠レンズ攻略
- 大口径レンズ攻略
- マクロレンズ攻略
- 撮影テクニックのはなし
- 構図攻略
- F値攻略
- シャッター速度攻略
- カメラ機能攻略
- モノクロ攻略
- RAW現像攻略1
- RAW現像攻略2
- プリント攻略
- column
- カメラの中身はどうなっているの?
- レンズのマウントがたくさんあるのはどうして?
- 撮影前に確認しよう!
◇おすすめワンポイント:カメラの用語ごとにわかりやすくまとめられている
この本は、一般的なカメラの参考書とさほど仕様は変わりません。
ただ、カメラの知識やテクニックを学ぶ上で出てくる専門用語ごとに内容がまとめられているので、とても理解しやすくなっています。
辞書感覚で使ってみるのも良いかもしれませんね。
また、写真や図をたくさん使っているので比較的読みやすい仕様になっています。
さらに、同じシリーズでカメラ中級者に向けての本も出されているのも、ステップアップの流れとしてとても有難いポイントです。
◇こんな方におすすめ!
- カメラの勉強は一般的な参考書を使いたいが、比較的簡単なものが良いという方
- 専門用語ごとに学んでいきたい方
- 流れのように学ぶのではなく、部分的に学びたい方
◇商品概要


- 【タイトル】:「すずちゃんのはじめてのカメラとレンズ」「すずちゃんの理解して学ぶカメラとレンズ」
- 【著者】: 鈴木知子
- 【出版】 株式会社インプレス
- 【ページ数】:145ページ
④10日間でマスターできる!入門書の決定版 最新デジタル一眼 超入門

『10日間でマスターできる!入門書の決定版 最新デジタル一眼 超入門』は、カメラ初心者が10日間で写真をマスターできるように写真や図をとにかく多めに差し込んだ雑誌のようなカメラの超入門の参参考書です。
◇本の目次
- 導入編
- 【1日目】カメラの準備と必要なもの
- 入門編:デジタル一眼で撮ってみよう
- 【2日目】まず、カメラをセットアップしよう‼︎
- 【3日目】デジタル一眼を持って撮影に行こう
- 【4日目】絞り、シャッター速度、ISO感度の関係
- 上級編:思い通りの写真を撮るには?
- 【5日目】写真をイメージどおりに撮る
- 【6日目】動いている被写体の撮り方
- 【7日目】撮影テクニックを覚えよう‼︎
- 【8日目】写真をプリントしよう‼︎
- 実践編:本格的な写真に挑戦
- 【9日目】身近な花を撮ってみよう‼︎
- 【10日目】旅先の風景を撮影しよう
◇おすすめワンポイント:雑誌感覚で学べる参考書
この本は、カメラの知識を雑誌のような感じでまとめています。そのため、参考書でかたく学んでいる感覚ではなく、雑誌を読みながらさらっと学ぶ感覚で勉強することができます。
また、雑誌のような感じなので図や写真が多く差し込まれているので、とても読みやすくなっています。
雑誌を読み慣れている人には、もってこいの参考書だと思います。
◇こんな方におすすめ!
- 普段から雑誌をよく読む方や雑誌が好きな方(雑誌を読み慣れていないと、字の小ささが読みにくさに変わってしまう…)
- 気楽な感じで学びたい方
◇商品概要

- 【タイトル】:10日間でマスターできる!入門書の決定版 最新デジタル一眼 超入門
- 【発行人】: 三木浩也
- 【編集人】:新井邦弘
- 【出版】 株式会社 学研ハブリッシング
- 【ページ数】:98ページ
⑤さあ写真をはじめよう 写真の教科書

『さあ写真をはじめよう 写真の教科書』は、東京工業大学芸術学部の写真学科の学生が実際に授業で使用しているカメラの教科書で、Point→解説→演習手順→課題作例の順番でまとめられた参考書となっています。
◇本の目次
- 第1部 制作演習
- 課題1 適正露出と被写界深度
- 課題2 光の向きと質による仕上がりの違い
- 課題3 反射と拡散
- 課題4 フィルムカメラによる撮影、現像、引き伸ばし
- 課題5 ホワイトバランスコントロールとRAW現像
- 課題6 RAW現像とデジタルプリント
- 課題7 焼き込みと覆い焼き
- 第2部 基礎知識
- カメラの仕組み
- レンズの仕組み
- 露光の仕組み
- フォーカシングコントロール
- シャッター速度
- 露出モード
- ホワイトバランス
- その他のカメラ設定
- カラーマネジメント
◇おすすめワンポイント:知識を入念に学べる教科書
この本は、実際の大学でも使われているくらいおかための参考書となっています。
そのため、テクニックというよりは知識に比重をおいた仕様となっています。
カメラの知識やメカニズムをより深く学びたい時に適したカメラの教科書です。
◇こんな方におすすめ!
- 知識からカメラを上達したい方
- 教科書のようなおかたい参考書で勉強するのが好きな方
- カメラの歴史やメカニズムを勉強しておきたい方
- フォトマスター検定を取得しようと考えている方
◇商品概要

- 【タイトル】:さあ写真をはじめよう 写真の教科書
- 【著者】:大和田良・勝倉崚太・岸剛史・木村崇志・船生望・圓井義典
- 【発行人】:小川享
- 【編集人】:谷川潔
- 【発行所】 株式会社 インプレス
- 【ページ数】:129ページ
まとめ
今回は、カメラ初心者におすすめしたい本5選を紹介してきました。
どれも初心者のために分かりやすく読みやすく書かれています!
自分に合った本を選んでカメラを上達させていきましょう。
ちなみに、今回紹介した本は全てKindle unlimitedに入れば読み放題のものばかりとなっています。
一冊一冊買うよりも圧倒的に安く済みますので、この機会に検討してみるのも良いかもしれません。
また、カメラの本をたくさん読む方や読もうと思っている方は、絶対にKindle Unlimitedがお得なのでおすすめします。→ Kindle Unlimitedご検討の方はこちらからどうぞ!
これからも私は、写真上達のために本を読み続けていきたいと思っています。
他におすすめできる本があったら随時ブログにまとめていこうと思っているので、今後ともよろしくお願いします!